オープン
GENERAL INCORPORATED ASSOCIATION 一般社団法人 オープン OPEN

オープンのこと(仮)

オープン。開いている。開かれている。

誰かが待っているかもしれない。何かが始まるかもしれない。まだ見ぬ人や出来事を迎える余白。ちょっとした不安まじりの期待。何をするか、どんな役に立つのか、問われるよりもずっと前から、そこはかとなく受け入れられている感じ。

開いていることの寿ことほぎ感は、人もまた開かれていることによるのだと思います。

人は、まず生き物として、開いている。そして世界が、そこを通り抜けていく。世界は、何が起きるかわからなくて、絶えずやってくる。そのなかで人は、開いたり閉じたり、呼吸するように、それぞれにリズムを保ちながら、自分にも何か起こることへ、誘われている。開かれていることで、生命を被っている。

生命として、人は、絶えずみずからを変容させていて、その混乱と矛盾のなかで、どの瞬間においても、異なる願い、関心、力、可能性に満ちている。弱さや迷い。うまく言葉にできないこと。どんなありさまであっても、意味や役割があてがわれるのを待たず、その存在自体に豊かさがあって、みんな内側から光っている。

その成り行きは、もぞもぞとしていて、居心地のよい場所、呼吸を実感できる雰囲気、自分の声を発せて、誰かの声も受け入れられる関係、試してみて、失敗を次へつなげられる機会のなかで、はじまり、展開していく。そこで繰り広げられる七転八倒や悲喜こもごもには、未来を感じさせる前向きな予感と、波に乗る舵の手触りがある。

図らずも開いてしまうことを、覆い隠したくもなるでしょう。でもそこに何かあることを、人は、言葉よりも先に、身体で予感している。凛とした佇まいに、思いがけない音。きちんとしたくても、整えきれないもの。そのありさまは、まじめで滑稽で、愛おしさが淀みない。どうにも笑いがこぼれてしまう。はたまた、ふと目が合って、照れくさかったり、思いがけず、微笑んだり。生命が互いに響きあうようで、くすぐったくて、私たちみんなどうあってもいいのだ、という感覚が満ちていく。

こうしたことを、あまり現実みをもって感じられないのだとしたら、それは、あなたではなく、社会が、どこかズレているのだと思います。そして社会は、私たちが自分たちでつくっている。だから一緒に、そこらへんを触りにいって、より適ったかたちへ、変えていくことができるはずなのです。

参照文献

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